ゆきみの旅

香港で両替するなら空港と重慶大厦の併用がおすすめ

      2017/05/09

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香港ドルの両替レート

香港に到着したらすぐに必要になる香港ドル。香港の両替事情をレポートします。この記事の要点を簡単にまとめると以下のとおりです。

  • 最もレートがいいのは重慶大厦(重慶マンション)の両替屋
  • 香港空港内の両替所(Travelex)は市中のたいていの両替屋よりレートがよい
  • 銀行はレートはよいが、両替手数料が必要(1回あたり40~100HKD)
  • 5月某日の各所のレートを比較すると以下のとおり(1万円を香港ドルに両替した場合)
香港空港 Travelex 608HKD
市中両替屋(尖沙咀) 564HKD
重慶大厦1階 646HKD
シュンタックセンター 600HKD
参考:羽田空港 みずほ銀行 558HKD
参考:マカオの両替屋 625HKD

 

香港国際空港での両替

空港での両替(Travelex)

香港国際空港には両替所がたくさんあります。空港内に18か所ある両替所はすべて大手のTravelexが経営しているので、レートはどの店も同じです。

下の写真は手荷物受取所から到着ロビーに出る途中にあるTravelexです。

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Travelexの両替所は日本の秋葉原や新宿、渋谷等にもあるので、お馴染みの人も多いと思います。

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Travelexの店頭には各国通貨と香港ドルの交換レートが明示されています。国名の右に2列に並んだ数字のうち、左側の数字「We Buy」の欄が外貨買い取りレートです。
この日の日本円の買い取りレートは0.06080(1万円を渡すと608香港ドルもらえる)でした。

一般的には空港内の両替レートは市中の両替屋より悪いというイメージがありますが、香港に関しては、のちに述べるように逆です。観光客相手にぼったくり商売をしている市中の小さな両替屋よりも、大手が経営する空港内の両替所の方がまだましというのが実情です。

両替所の営業時間

香港空港内のTravelexの営業時間は場所により違いますが、もっとも営業時間が長いのは到着ロビーの「B通路」横の店舗です。早朝5:00から深夜25:00まで営業しています。

深夜早朝に香港についたときは、入国手続きをして寄託荷物を受け取ったあと「B」と書いてある出口に向かって進んでください。

なお、香港空港の公式サイトには全部の両替所の営業時間が書いてあります。

Money Exchange & Banking

営業時間の変更もありうるので、念のため出発前に確認されるとよいと思います。

自動両替機での両替(24時間営業)

空港の到着ロビーには24時間営業の自動両替機があります。早朝や深夜に空港に着いたとき、Travelexが閉まっていても、この自動両替機を使って香港ドルを入手できます。

下の写真の左側の機械が外貨現金の自動両替機です。その右側にある小さな機械はクレジットカード用(Visaなど)のキャッシング機です。

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自動両替機を使ったことがある人はあまりいないと思います。初めてだと勇気がいりますが、簡単です。

まず画面にタッチして両替する貨幣を選びます。日の丸のアイコンにタッチすると日本円が選択されます。

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両替できるのは紙幣のみです。駅の券売機にお札を入れるのと同じ要領で両替機に挿入します。
1000円札を一枚入れてみました。

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紙幣を1枚入れるごとに、香港ドルに換算した金額が画面に表示されます。
Travelexのレートは有人窓口も自動両替機も同じで、この日は0.06080です。日本円1000円は香港ドルに換算して60.8HKDですが、端数を切り上げて61HKDになっています(rounding in your favor 0.20HDKと表示されています)。

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さらにもう1枚1,000円札を入れたら、122HKDに表示が変わりました。この日のレートによる換算では121.6HKDですが、端数は切り上げられています(rounding in your favor 0.40HDKと表示されています)。

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122HKDと表示されている部分にタッチすると、その金額の香港ドルが受取口に紙幣と硬貨で出てきます。

両替の明細書が必要か尋ねられるので、必要ならYesをタッチします。

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2千円が122HKDに変わりました。

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もちろん、1万円札も両替できます。

やってみれば非常に簡単で、しかも24時間営業なので、ぜひ利用してみてください。

設置場所は、第一ターミナルの到着ロビーや、第二ターミナルの地上階(中国本土行きバスのチケット売り場横)など。6か所に設置されています。香港空港の公式サイトに一覧があります。

 

香港市街地の両替屋はボッタクリが多い

香港は外貨規制がゆるいので、民間の両替業者が市中にたくさんあります。ただし、観光客相手の商売なので、ボッタクリ体質の店が少なくありません。

市中の両替屋のレート

尖沙咀や旺角(モンコック)など香港の主だった繁華街には、数十メートルごとに小さな両替屋があります。こういう繁華街の両替屋は現地事情に疎い観光客を相手に商売しているので、レートはきわめて悪いです。下の写真はその典型です。

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ネイザンロード(弥敦道)付近の繁華街の両替屋を数件まわってみたところ、この日のレートはおおむね0.0564前後が多かったです。一万円が564HKDにしかなりません。これは、空港の両替所より7%以上も低いレートです。

参考までに、その前日の羽田空港国際線ターミナル内「みずほ銀行」の香港ドルのレートは0.0558でした。これとほぼ同じレートです。香港の外ならこの程度のレートでも相場ですが、現地での両替レートとしては、かなり悪いレートです。

そういうわけなので、飛行機で香港についたら、市中に出る前に空港内で当面の必要額を両替してしておいたほうがよいと思います。

もしも市中にでてから香港ドルが足りなくなった場合は、次に説明する重慶大厦(重慶マンション)に行けば、最高のレートで両替をすることができます。

 

重慶大厦(重慶マンション)について

重慶大厦(重慶マンション)の両替屋

重慶大厦(チョンキンマンション)は、香港の代表的繁華街である「尖沙咀」のネイザンロード沿いに建つ、無国籍風の大型雑居ビルです。

17階建て全5棟がつながった大きな建物に、数十のゲストハウスが入居しており、主としてアジア系やアフリカ系、中南米系の旅行者が定宿にしています。ビルの前には聞いたことのない外国語を話す人々が昼夜を問わず大勢たむろしています。

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重慶大厦の中を歩いていると国籍不明のおにいさんが声を掛けてきますが、ゲストハウスの客引き、またはイケナイ物を売っている人ですので無視してください。無視していれば危ないことはありません。

ビルの1階には、両替屋や携帯電話を売る店が軒を連ねます。世界中からベテラン旅行者やツワモノ商人が集まる場所なので、外貨両替のレートはリーズナブルです。

ただし、正面入口両脇にある派手な電飾看板の2店はボッタクリレートの店です。ここはスルーして中に入ってください。

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入り口から奥に向かって真っすぐ続く通路の両側に、数十メートルにわたって両替店が並んでいます。

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手前の黄色看板と奥の緑色看板の2店が、わたしのおすすめ両替店です。後で詳しく説明します。

レート表の見方

両替屋は10数件あります。ビル入口付近の店より少し奥の店の方がレートがよいです。どの店も店頭に現在のレートを明示しているので、見比べて日本円のレートのよい店を探してください。レートは常に変動します。

レート表には各通貨ごとに2つの数字が横に並んでいます。それぞれの数字の意味は、

  • We Buy(買入):外貨から香港ドルへの両替レート
  • We Sell(売出):香港ドルから外貨への両替レート

です。

日本円を香港ドルに両替するときは、Japan(Yen)のWe Buy(買入)の欄をみてください。

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たとえば、上のレート表のJAPAN(YEN)のWe Buyのレートは0.0645です。このレートで1万円を香港ドルに両替すると、

10,000×0.0645=645

645香港ドルになります。

両替手数料はレートに織り込み済みなので、この金額をそのまま手にできます。

各店のレートを見比べて、有利な店を探してください。この日の買入価格(We Buy)は、0.0644から0.0646くらいでした。一万円を両替して644HKDから646HKDです。

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こういう風に複数店舗のレートを容易に比較できる状況なので、競争原理が働いて、重慶マンションの両替レートは非常にリーズナブルになるわけです。

わたしのおすすめは、以下の2店です。

堅成找換有限公司

ビル入口から40mほど入ったところにある緑色の看板の店「堅成找換有限公司」は、いつも良いレートを提示しているので、お勧めです。重慶マンションに行ったら、ここのレートは必ずチェックしてください。

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この店はサイト上にも毎日レートを公開しています。

≫ 堅成找換有限公司レート表

「堅成找換有限公司」の営業時間は、
平日  08:00 – 18:00
土曜日 08:00 – 14:00
日曜日 休み
です。

Western Union

夜遅くなった場合でも、10時頃までなら、比較的良いレートの店が営業しています。ビル入口から20メートルほど入った左側にある黄色い看板の店「Western Union」です。

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この店はときどき営業時間が変更になるので、下記の公式ホームページで事前に確認してから行かれるとよいと思います。

「Western Union」
月-金 8:30 – 22:30
土日  9:00 -21:00
公式ホームページ

なお、閉店時刻の15分前くらいにシャッターを降ろし始めることがあるので、少し余裕をもって行ったほうがよいと思います。

この店が閉まってしまうと、あとはビル入口両脇のボッタクリ店だけになります。閉店時間に間に合わないなら、むしろ空港内の両替屋で両替するほうがレート的にはお得です。

重慶大廈での両替方法

両替をするときは、窓口に日本円を差し出すだけでOKです。書類を書く必要はありません。パスポートも不要です。

店員が日本円の金額を確認して、香港ドルに換算した金額をディスプレイに表示して見せてくれます。「OK」と答えると、香港ドルの現金を渡してくれます。

すべての手続きは20秒ほどで完了します。簡単です。会話も不要。キオスクで新聞を買うような簡単かつ定型的な取引です。

重慶大厦の場所・行き方

重慶大厦の最寄駅は地下鉄湾線の「尖沙咀」または東鉄線の「尖東」です。

香港国際空港からの行き方を説明します。

香港空港に着いたら、到着ロビーと同フロアにあるプラットフォームからエアポートエクスプレス(下図の緑の線)に乗車します。終点の「香港」駅で降りてください。

それから地下鉄に乗り換えます。エアポートエクスプレスの「香港」駅は、地下鉄の「中環」駅と地下通路でつながっています。地下鉄「中環」駅から荃灣線(下図の赤の線)に乗って2駅目が「尖沙咀」駅です。

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尖沙咀で地下鉄を降りたら「E出口」の階段を上ってください。地上に出たら、すぐに左後ろを見てください。
道路(ネイザンロード)の反対側に「重慶大厦」の入り口が見えます(下の写真参照)。

 

地図はこちらです。

地下鉄東鉄線の「尖東駅」からは、地下の連絡通路を通って尖沙咀駅のE出口まで10分弱かかります。

尖沙咀のランドマークである「ペニンシュラホテル」から行くなら、ネイザンロードを歩いて約4分です。

タクシーで行くなら、紙に「重慶大廈」と漢字で書いて見せれば、香港のタクシードライバーは必ず場所を知っています。

香港国際空港から重慶大廈までタクシーで行く場合の料金は、240HKD程度(約3500円)です。3人で乗ればエアポートエクスプレス(一人片道100HKD)より安く済みます。

ちなみに、香港国際空港から各地へのタクシー料金の目安は、空港の公式サイトに一覧表があります(下記のリンク)。

HKIA Taxi Fare (Approx.)

 

銀行での両替

銀行は、外貨両替レートそのものは悪くないのですが、定額の手数料(コミッション)を別途請求されます。

たとえば中国銀行やHSBC(香港上海銀行)の場合、両替金額にかかわらず100香港ドル(≒1500円)もの手数料がかかります。かつては創興銀行が手数料なしで両替できる銀行として知られていましたが、ここも現在は一回あたり40HKD(約600円)の手数料をとります。その他の銀行は、一回50HKD程度のところが多いようです。

仮に、レートが0.0646だった場合、一万円を香港ドルに両替すると646香港ドルになります。しかし、ここから50香港ドルの手数料を引かれると596香港ドルになってしまうので、空港の両替所より手取り額は少なくなります。

銀行が提示するレート自体は結構よいので(重慶マンションと同程度)、まとまった金額を両替するなら選択肢に入ると思いますが、日本の銀行と同様に順番待ちの時間があり、使い勝手がよいとは言えないので、わたしは基本的に利用しません。

 

シュンタックセンターでの両替

香港からマカオにフェリーで向かうときに利用する上環のシュンタックセンター(信徳中心)。その3階にも両替屋があります。場所はエスカレータがある吹き抜けの横です。区画番号は304Eです。

この日のレートは一万円が600香港ドルでした。このレートは、重慶マンションや空港の両替所よりは悪いですが、繁華街の普通の両替屋よりは多少マシです。

ただし、もしそのあとマカオに向かうつもりなら、マカオの市内にはこれ以上のレートで日本円を香港ドルに両替してくれる両替屋が至る所にあるので、事前にシュンタックセンターで両替する必要はありません。
(この2日後、マカオのリスボアホテル付近の数件の両替屋で確認したところ、日本円の買入レートは590HKDから625HKD程度でした。)

 

まとめ

以上の実地調査を前提とすると、一般の旅行者にとってレート的に最も有利な両替方法は、

香港空港の自動両替機で2千円を両替して、香港市街地までの交通費として約120HKDを入手。その後、エアポートエクスプレス(100HKD)と地下鉄(9.5HKD)に乗って、観光がてら尖沙咀に行き、重慶マンションで必要額を両替。

というのが、おすすめです。

 

 - 香港 観光

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