マイレージを使って発券する特典航空券の有効期限・予約変更の期限について、ANAのコールセンターに電話して確認したので、メモを残しておきます。
マイレージと特典航空券の有効期限
特典航空券の有効期限
ANAのマイレージ、特典航空券の有効期限について、あらためて整理します。
出発便の有効期限は発券日から1年間
マイルを使って航空券の予約をした日(発券日)から1年間が、出発便のチケットの有効期限です。出発前に旅行日程を変更したくなった場合は、発券から1年以内の任意の日に出発日を変更できます。
有効期限内なら何度でもANAのコールセンターまたはウェブ経由で出発日を変更できます。
ただし、路線と搭乗者の変更はできません。
元の予約: 2月4日 福岡 → 香港便
変更可能: 翌年2月3日 ○
変更不可: 翌年2月5日 ×
変更不可: 福岡 → ソウル便 ×
帰国便の有効期限は、出発日から1年間
さて、ここからが本題です。勘違いしている人が多いようですが、帰国便のチケットの有効期限は、発券日からではなく、出発便の搭乗日から1年間です。
たとえば、2017年2月1日に次の特典航空券を予約したとします。
往路 2017年3月4日 博多→香港
復路 2017年3月8日 香港→博多
この予約をした時点で、往路便のチケットの有効期限は決まります。発券日から1年間です。
往路:2018年1月31日まで先延ばし可能
しかし、復路便のチケットの有効期限は、この時点ではまだ決まっていません。
復路便のチケットの有効期限は、実際に往路便に搭乗したときに初めて決まります。復路のチケットの有効期限は往路便の実際の搭乗日から1年間です。たとえば仮に2018年1月5日に往路便に搭乗した場合、復路のチケットは、
復路:2019年1月4日まで先延ばし可能
となります。
発券済みチケットの変更手続きはいつまでにするべきか
変更の手続きは、元の予約便の出発前で、かつ、変更後の便の出発の24時間前までにする必要があります。
たとえば、元の予約便が、
4月5日 15:00出発
だった場合、この便の変更手続きの期限は、
4月5日 14:59
です。さらに、変更後の便の24時間前までに変更手続きを完了している必要があります。
◆注◆ なお、ANAのサイトには、変更手続きの期限について、
Q.ANA国際線特典航空券の搭乗日、便名、クラスなどの変更は可能ですか。
A. 変更は、ご予約済みの便の24時間前かつ、ご搭乗希望便出発の24時間前まで承ります。
と書いてあります。この文章を普通に読むと、元の予約便の出発時刻の24時間前を過ぎると変更ができないことになります。しかし、ANAのコールセンターに確認してもらったところ、実際は、予約済みの便の出発直前まで変更可能なようです。わたしは実際に変更できました。
事情によって取り扱いが異なる場合もありえるので、念のため、コールセンターに確認されることをお勧めします。
予約の変更方法
特典航空券の予約変更は、ウェブまたは電話でできます。ただし、一度でも電話による予約変更をおこなった場合は、以後はウェブでの変更はできなくなります。
電話は混雑することが多いので、できればウェブで手続きすることをお勧めします。やむを得ず電話で変更するときの電話番号は次のとおりです。
一番上に書いてある0570から始まる番号はナビダイヤルです。ナビダイヤルの料金は1分10円なので、固定電話からかけるなら、その下に書いてある普通の電話番号にかけるほうが安く済みます(市外通話になる場合を除く)。
なお、夜間から朝8時までは、電話はアメリカのANAのコールセンターに転送されます。アメリカのコールセンターは、人員が足りないのか、いつも混雑していて繋がりません。特に、日本時間の朝5時台から7時台にかけては、待ち時間は40分程度が普通です。ナビダイヤルで40分待つと、それだけで電話料金は400円になります。
朝8時に日本のコールセンターが開くので、8時を待って電話するのが良いと思います。日本のコールセンターの方が、つながりやすいです。