成田空港を利用する場合、アクセスは鉄道を利用する方が多いと思います。利用付保の海外旅行保険がついたクレジットカードを持っている場合、この鉄道の切符をクレジットカードで購入できると助かります。
東京都内から成田空港まで京成電鉄の特急やアクセス特急を利用する場合に、チケットをクレジットカードで購入できるか、試してみました。
京成の切符をクレジットカードで購入する
京成の駅でクレジットカードで購入できる切符は、「スカイライナー」の切符のみです。スカイライナーとは、上野、日暮里、空港第2ビル、成田空港の4駅しか停車しない、全席指定の空港直行列車です。
このスカイライナーの切符なら、日暮里駅や上野駅で、クレジットカード(VISA、JCBなど)で購入できます。
では、スカイライナー以外の列車の切符はクレジットカーでは買えないのか?この記事の本題は、ここからです。
スカイライナー以外の切符は?
日暮里や上野から成田空港に向かう京成の列車には、「特急」、「快速特急」、「アクセス特急」という名前のものがあります。
これらは特急という名前ですが、特急料金は不要です。普通列車と同じ切符で乗れます。車内はロングシートでつり革がたくさん下がっている、普通の通勤・通学列車です。日暮里から成田空港までの所要時間は、1時間前後です。
この「特急」、「快速特急」、「アクセス特急」の切符は、原則として、クレジットカードでは購入できません。
裏技を使ってクレジットカードで購入する
しかし、裏技があります。
京成の駅では買えなくても、JRの駅にある「みどりの窓口」なら購入可能です。「JR+京成」の連絡切符という形式で、両方の合計料金をクレジットカードで支払うことができます。
実際にやってみました。
こちらは、池袋駅のみどりの窓口で購入した成田空港行きの切符です。
どこにも「京成」の文字は入っていませんが、「経由:日暮里」とあるとおり、日暮里乗り換えの京成電鉄の連絡切符です。
この切符では自動改札を通れないので、日暮里で山手線から京成に乗り換えるときは有人改札を通ってください。
購入する際には、みどりの窓口で「京成経由で成田空港まで」と言ってください。単に「成田空港まで」というと、JR成田線経由の切符になってしまいます。
実はここまでしなくても大丈夫です。
さて、ここまでつらつら書いてきましたが、実は、クレジットカード付帯の海外旅行保険の付保条件を満たすためだけなら、ここまでする必要はありません。
日暮里までのJR線の運賃をクレジットカードで支払えば、その時点で付保の条件は満たします。
わたしの場合は、池袋から日暮里までたった210円分を決済するだけで海外旅行保険を付けてもらうのは申し訳ない気がしたので、あえて空港までの鉄道運賃を全部クレジットカードで払ってみただけのことです。
もっとも、山手線なんて毎日普通に乗るものなので、本当に旅行代金なのかわかりにくいです。この点、チケットに「成田空港」と入っていれば、確かな証拠が残ります。クレジットカードの明細書にも、成田空港までの料金がばっちり載ってきます。
後日もしも不幸にして実際に保険を請求する場合に、スムーズに手続きが進むという利点があるかも知れません。
おすすめは自動付帯のクレジットカード
なお、そもそもこんな面倒なことを考えなくてよいように、所持しているだけで海外旅行保険が付保される「自動付帯」のクレジットカードを持っていたほうが便利です。
ゴールドカードなど年会費が高めのカードなら、たいていは自動付帯です。例外的に、年会費無料なのに海外旅行保険が自動付帯するクレジットカードもあります。