東京メトロ 24時間券のあれこれ【期限後の出場など】

【東京メトロ】24時間券の使い方

東京メトロの24時間券は、使い始めた時(最初に改札を入った時)から24時間、東京メトロ全線が乗り放題です。1日乗車券とは違い、日をまたいで翌日の同時刻までの24時間、乗り放題のすぐれものです。

このメトロ24時間券の使い方をまとめました。

翌日の期限後の扱い

よくわからないのは、24時間が経過して期限切れになった後の扱いですね。実際にいろいろ試してみました。

期限前に入場していた場合

「入場」が24時間以内であれば、出場は期限経過後でも大丈夫。その日の終電までに出場すればOKです。

たとえば、午後2時が期限の24時間券で、期限内の午後1時50分に入場して、期限後の3時10分に出場。これはOKです。

期限後の改札外乗換

東京メトロには、飯田橋や大手町など、乗換の際に一旦改札を出る駅があります。たとえば飯田橋では、南北線から東西線に乗り換えるとき、一旦改札をでて、東西線の改札まで地下通路を歩いて再入場します。

この改札外乗り換えは、24時間の期限を経過していても、問題なくできます(飯田橋と大手町で試しました)。

ちなみに、普通の切符はオレンジ色の自動改札を使って出場しないと回収されてしまいますが、24時間券は普通の(オレンジ色ではない)改札から出場しても回収されません(期限後でも回収されません)。そこで試しに普通の自動改札機を通って出場してみましたが、それでも乗り換え先の改札で再入場できました。

入場記録がない場合

入場した記録のない24時間券を使って出場できるでしょうか。よくネットで質問を見かけるパターンがこれです。

この状況が発生する場面は、たとえば、相互乗り入れしている私鉄からメトロに直通運転する列車に乗り、メトロの改札から出場する場合ですね。改札を入った記録のない24時間券を、メトロの自動改札機に通すことになります。

試してみましたが、入場に使っていない24時間券でも、問題なく出場できました(24時間の期限経過後でも出場できます)。

なお、この場合、私鉄から乗り入れる列車がメトロの路線に進入する時点で24時間を過ぎていると、24時間以内に入場したことにならないので、厳密にいえば規約違反になってしまうのでしょうか。そのあたりは未確認です。

期限後にいったん出場した24時間券で、再出場できるか

あまり実用性はないですが、これも試してみました。

24時間経過後、170円切符を買って入場し、隣の駅で24時間券を使って出場してみました。問題なく出場できました。

さらにその駅でまた170円切符を買って入場、隣の駅に戻って期限経過後の24時間券を使って出場してみましたが、また問題なく出場できました。

出場する際に、入場記録の有無は関係ないみたいですね。

そもそも入場記録をとっているのか?

実際に使ってみると、入場記録がなくても出場できてしまうので入場記録をとっていないのかな?とも思うのですが、そのあたりはよくわかりません。

入場記録・出場記録をとっていないのか、または、記録を取っていたとしてもそれを使っていないのか、どちらか不明です。

まとめ

以上によれば、24時間券の仕組みは極めてシンプルで、

  • 入場は使用開始から24時間後までOK
  • 出場は翌日の終電までOK(入場記録の有無を問わない)

この2点に尽きるようです。